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老人ホームで盛り上がるイベント「運動会」を行う理由は?

2024年4月18日

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介護施設のひとつである老人ホームでは、年間を通して季節ならではの行事を実施されています。そのなかでも「運動会」は、入居者の方が参加しやすく楽しめるような工夫がこらされており、職員と利用者が一緒に盛り上がれる行事の1つです。主に10月から11月に実施されることが多い運動会ですが、老人ホームで行う理由はなんなのでしょうか。その理由は高齢者の健康増進という目的のほかに、入居者同士の交流をより濃密にして共同生活をより良い環境で過ごせるように配慮をされているのが理由となります。

老人ホームや介護施設での運動会にはどんなメリットがある?

まず老人ホームや介護施設で運動会を行うメリットを述べると、全身を使ったレクリエーションとなることで健康増進という目的を果たすことが可能です。老人ホームに入居をされている方の大半が高齢であり、それに伴って身体機能が大幅に低下をしているという特徴があります。自立した生活環境ではない空間でずっと暮らされていることも配慮をすると、しっかりと全身の筋肉を動かす機会がない場合もあるわけです。

 

そこで、運動会というイベントを年間行事のなかに盛り込むことで、本番までに老人ホームや介護施設の利用者が毎日わずかな時間であってもイベントに向けた練習で体を動かされます。施設のスタッフによる指導で練習を行ったり、ストレッチや転倒防止のための筋トレなども盛り込まれるので体を鍛えられるという効果も得られます。目的がある筋トレ・体操は年齢を問わず目標を達成しようと意欲がわくため、その名目として運動会は活用されるわけです。

老人ホームで盛り上がる人気の種目は?

実際に老人ホームでは、施設ごとに趣向を凝らした運動会を開催されています。そこでここではいくつかの老人ホームをピックアップして、どんな種目が人気なのかを見ていきましょう。

 

もっとも多くの方に好評を期しているのが、借り物競技でした。人気理由は屋外だけでなく屋内でも開催することが可能で、激しい運動を伴わない点が支持されています。ルールは一般的な借り物競技と同じく、用紙に色々なアイテム名を記載していて、そのアイテムを持っている方を探すというものです。この種目の良い点は、自ら声を発して貸してほしいモノを持っている方と交渉をするという、参加者がより能動的に動く点になります。日頃あまり活発な性格でなくて、他の入居者と交流が持てない人であっても会話を進めて意思疎通ができる機会を得られる点です。

 

その他、パン食い競技・ダンスなどの競技も老人ホームでは支持をされており、大勢の入居者や介護スタッフが参加をして盛大なイベントになっています。

[今回のまとめ]

今回のまとめ

運動会は学校だけでなく、老人ホームなどの介護施設でも大変な人気を得ているイベントです。様々な種目に高齢者が挑みますが、単に勝ち負けを競うだけでなく高齢者一人ひとりの健康増進効果を得られる点が魅力と言えるでしょう。大勢が参加をするため他者との交流をはかる機会も生まれ、体だけでなく心も健やかな状態にできます。運動会を開催する際、施設スタッフは本番時にトラブルが発生しないように万全の準備と対策を練ることも必要です。

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